6)スウェーデンハウス・プラン2 [住宅メーカー選定編]
6)スウェーデンハウス・プラン2
スウェーデンハウスのNさんが来ました。
こちらの要望を入れたプランを考えてきてくれたのです。
早速見せてもらうと
「おお!」
確かに、要望は、入れられています。
だが、各部屋の配置や広さに難点を感じるのです。
リビングは、12畳ぐらいと思っていましたが、17畳近いのです。
その分、他に回したい気もします。
そして、最大の難点は、解決されたわけではありません。
それは、
予算オーバー!!
たしかに、Nさんの試算では、本体価格の他で考えている金額が多めに取ってあるような気もしますが、それでも、予算より15~20%オーバーしています。
とりあえず、Nさんには、他のメーカーの出してくる金額を見てから、と言って保留ということにしてもらいました。
さて、どうしたものか。とりあえず、マイホに書き込みをして、ネットの仲間に相談してみることにしました。
5)FMYHOME? [住宅メーカー選定編]
5)FMYHOME?
当時はパソコン通信全盛時代。
今では、想像も付かないでしょうが、パソコン通信時代はネットにも電話回線で繫いでいたのです。
そう、ファックスのように。
ネットの世界には、パソコン用のフリーソフトのプログラム(Windows用ではありません。MS-DOSというOSで動く物です)があったり、いろいろな分野の情報交換など、まあ、数え切れないほどのフォーラム(コミュニティ)があったのです。
そんな、こんなのある日。嫁さんが僕に聞くのです。
「マイホ、読んだ?」
「なんじゃ、それ?」
「!!!あんた、毎日のようにいろんなフォーラム回っていて、フォーラムにはいろんな情報があふれてる!などと言っていながら、何で、マイホが巡回に入ってないのよ!」
(マイホとは、FMYHOMEというマイホームと不動産に関するコミュニティのことです。)
そのニフティサーブ(現@ニフティ)のフォーラムを自動巡回してコメントを取り込んでくるソフト(今で言うと、アプリですね。)もあったのです。
なんと、僕は、FMYHOMEというマイホームと不動産に関するコミュニティがあることを見落としていたのです。
嫁が怒るのも無理はありませんね。
ニフティサーブ(今の@nifty)の「マイホームフォーラム」の会議室では、毎日毎日、読み切れない程の書き込みがされていました。
書き込みは、
住宅メーカーに関すること、家の構造に関すること、
間取りに関する相談、浴室やキッチンなどの住宅設備に関すること、シロアリ対策
などなど、
マイホーム建築に関する、実に様々な書き込みと共に、
まさに現在のブログのようにマイホーム建築日記がいくつも
アップされていたのです。
それはそれは、活発なコミュニティで1日2日読みに行かないと、未読(身毒とも言われるほど、読むのに時間がかかるほどの書き込み数)の山が築かれていいました。
と、言うわけで、このころ、初めて、僕は、マイホことニフティイサーブ(当時はそういうプロバイター名だった)の「マイホームと不動産フォーラム(FMYHOME)」の価値に気づいたのでした。
4)スウェーデンハウス メーカー選定編 [住宅メーカー選定編]
建築予定地を見に行って、撮ってきた写真も見せてもらいました。
確かに、何気なく見過ごしていたことも、写真だとちゃんと確認できます。
その上で、プラン集の中から、要望に合いそうなものを考えてみましたと言うことで、ピックアップして、修正したものを見せてくれたのです。
ごく、大まかな見積もり(組んでおくべき予算と返済予定と言うべきか)も作ってきてくれました。
でも、そのプラン(間取りと言うべきか)ちょっと無理があったのです。
「この間取りじゃ、せっかく日当たりのいい南側がもったいないじゃない!」
ン、確かに、そこが問題なんだよね。
3)住宅メーカー選定編 その1 [住宅メーカー選定編]
しかし、誰もいません。
昔、花をもらった、「藤和」の家を見に行きました。
ここも、誰もいません。
日が悪かったようです。
そこで、「高気密高断熱」ののぼりが舞う、「Tハウス」の家を見に行くことにしました。
そして、別のある日。駒沢の展示場に、「M地所」の家を見に行きました。
基本的なところでは、我が家の要望に、合いそうです。
この日は、子供連れでなかったので、気楽です。
「スウェーデンハウス」も見に行ってみました。
嫁さんと二人で、しきりに感心してしまいました。。
2月のある日(その2)
その日は、子連れで、瀬田の展示場に行きました。
子供達にしてみれば、モデルハウスは、つまらないところです。
「スウェーデンハウス」も見に行きました。
僕は、「スウェーデンハウス」の雰囲気がとても気に入っているのですが(玄関に入った瞬間の木の香りがすてきだと思いませんか?)
嫁さん曰く。
「窓がねえ。」
理由その1 木のサッシはメンテをしなくてはいけません。
理由その2 網戸が、窓硝子の中というのは、どうもしっくりこないのです。
理由その3 引き戸のテラスサッシが重い。(開けるのに力がいる。)値段も高い。
そんな話の中で、何年か前、このモデルハウスが建て替えられる前、その時ここにいた営業のNさんと長々と話をしたことをふと思い出しで、話題になりました。。
そして、次の日。
その日、嫁さんは残業で、僕が、子供達を保育園に迎えにゆき夕食の準備をしていた時です。
そんなとき、ドアチャイムが鳴りました。
ドアを開けると…。
瀬田で、Nさんの名前が出たと、連絡が行ったようです。
しばらく、立ち話となりました。
「でも、嫁さんの言うには、窓がねえ。」
んんん、素早い対応です。
後日、再び「スウェーデンハウス」のNさんが来ました。
とりあえず、その日は地質調査の申し込みは保留して、土地の測量図のコピーを渡すことにしました。
スウェーデンハウスは高い!と、言うと、プラン集の中から選んで、手直しをするようにすると、決して、高くない、と言うお話でした。
2月のある日(その3)
この日、担当になったMさんが、うちに来ました。
とりあえず、要望を伝え、測量図のコピーを渡します。
もらったパンフレットをじっくり見ると、始めて、「藤和」の家を見学したときより、確実に「高気密高断熱24時間換気」に関して、進歩しています。
世の中は、高気密高断熱24時間換気(くどいようですが、当時24時間換気は、法律で定められている設備ではありませんでした。
つづく
2) これまでのいきさつ [住宅メーカー選定編]
追記:この文章の中で出てくる「株式会社 藤和」は平成12年5月31日に自己破産申し立てをし、同年6月6日、破産宣告をされています。
1994年頃?(ちょっと、怪しいな。)の話です。
横浜に住んでいる義父が、長女夫婦と2世帯住宅を建てることになりました。
それまで住んでいた家は、一階が義父の工場、二階が住居という家でした。
そして、義父は工場で仕事を続けていたので、前の工場兼住居は、そのまま残されていたのです。
うちの嫁さんは、
もちろん、僕は
などと言ったりはしません。
でも、嫁さんが、「住宅展示場を見に行こう!!」と、言うとほいほいと出かけていました。
当時は、東京の狛江というところのアパートに住んでいました。
かなりの数の展示ハウスを見て回りました。
「やっぱり、木の家だね。」
でも、いろいろあるわけです。
しかし、この家が冬には、実に、「寒い!!」かったのです。
もっとも、1990年代前半というと、まだ「高気密高断熱」という言葉は、あまり一般的ではありませんでした。
そんなある日、とある展示場で、建築中のモデルハウスを見せてもらいました。
あまり、有名でない「株式会社 藤和」というメーカーの家を見せてもらった理由は、ただ単に、花を(ちゃんと根の付いた)くれるというそれだけの理由でした。
何となく見て回っているときに、サッシに目が止まりました。
「ん?」
ペアガラスのサッシです。
メーカーの人の説明で
と、聞き慣れない言葉が連なって、出てきたのです。
僕と嫁は、思わず、一生懸命、解説に聞き入ってしまったのです。
そして、嫁さんと僕の意見は、一致しました。
「それって、正しい。」
僕は、その後、もらった資料をむさぼり読み、他の展示場のそ「株式会社 藤和」のモデルハウスも見に行ったりしました。
その後、住宅展示場を見に行くという「マイブーム」は波のように来ては去り、またぶり返したりを繰り返していいました。
そして、月日は流れて、1998年の末、義母が電話をかけてきたとき(メインの用件がなんだったか、忘れましたが。)何気なく一言。
「お父さん、来年工場たたむことにしたから。」
そのころ、下火になっていた「マイブーム」は、急速に高まることになったのでした。
1)ことの始まり [住宅メーカー選定編]
我が家にも1997年にインターネットが導入されたが、当時は
そんなとき、我が家をたすけてくれたのはネット仲間である。
「矛盾してないか?」
ニフティサーブ(今の@nifty)の「マイホームフォーラム」の会議室で、毎日毎日、読み切れない程の書き込みがされていた。
現在、このフォーラムは閉鎖(と、言うよりニフティの このサービスが終了)されてしまって、家を建てる方にとっては実に残念な状況である。
今は情報量は増えたものの情報が分散してしまって、家を建てることに関する情報や相談やお助けも、果たして何処に探しに行けばいいのか迷路のような状況ではないだろうか?
このブログでは、我が家が家を建てるにあたって「マイホームフォーラム」に書き込みをしていたマイホーム建築日記を公開しいる。
本当は建築日記についたレス(コメント)も読んでいただくと、実に様々な試行錯誤がなされていることがわかって面白いのだが、コメントを寄せてくださった方があまりにも多いため、泣く泣く転載は見送った。
と、言うわけで建築日記の中で、ときどき、話が見えない部分があることはご了承いただきたい。
住宅も日々、進歩、変化しているが、多少なりとも、これから家を建てる皆様のご参考になれば、幸いである。
(と、言いつつ、