3)住宅メーカー選定編 その1 [住宅メーカー選定編]
2月のある日
追記:この文章の中で出てくる「株式会社 藤和」は平成12年5月31日に自己破産申し立てをし、同年6月6日、破産宣告をされています。
この時代、24時間換気は、法律で定めれている設備ではありませんでした。
あくまでも、施主の要望で、僕ら夫婦としては、寒くない家=高気密高断熱=24時間換気という考え方だったのです。
2月のある日、成城の住宅展示場を見に行きました。
まめに、資料を送ってくれていた「M地所」の「高気密高断熱」の家を見に行きました。
しかし、誰もいません。
昔、花をもらった、「藤和」の家を見に行きました。
ここも、誰もいません。
日が悪かったようです。
そこで、「高気密高断熱」ののぼりが舞う、「Tハウス」の家を見に行くことにしました。
「悪くはないんだけど、換気の流れが、なんか変だよね。」
どう考えても、家の中を一直線に空気が抜けてしまって、家全体の換気にはなりそうに無かったのです。
と言うことで我が家の候補にはいることはありませんでした。
家自体は、おしゃれで悪くなかったんですけどね。。
そして、別のある日。駒沢の展示場に、「M地所」の家を見に行きました。
基本的なところでは、我が家の要望に、合いそうです。
どうせ、家を建てるのに、いくつかのメーカーを候補にするのだからと、アンケートに、わかる限りのことを記入してみました。
近日中に、担当者を決めて連絡してくれるそうです。
でも、多少24時間換気に関して、疑問が残ります。
この日は、子供連れでなかったので、気楽です。
「スウェーデンハウス」も見に行ってみました。
「やっぱり、床が冷たいのは、嫌だね。さっきの家もスリッパを履かないで歩いてみれば良かった。」
そう、スウェーデンハウスは、床が冷たくないのです。
と、言うことで、スリッパも履かずに歩き回り、床に座り込んで話を聞くことになりました。
夕方6時に暖房を切って誰もいなくなるその家では、朝来たときに、室温がまだ16度はあるというのです。
嫁さんと二人で、しきりに感心してしまいました。。
2月のある日(その2)
その日は、子連れで、瀬田の展示場に行きました。
「M地所」の家を見に行くに当たり、担当者の人も来てくれたのです。
いろいろ話を聞くと、作りやデザインは、悪くありません。
帰りには、ビデオなどの資料ももらいました。
子供達も、おみやげをもらいました。
子供達にしてみれば、モデルハウスは、つまらないところです。
今後、モデルハウス で打ち合わせをすることもあるかと思うと気が重くなりました。
「スウェーデンハウス」も見に行きました。
ここのモデルハウスは、介護の機器を設置した、新しいものです。
僕は、「スウェーデンハウス」の雰囲気がとても気に入っているのですが(玄関に入った瞬間の木の香りがすてきだと思いませんか?)
嫁さん曰く。
「窓がねえ。」
理由その1 木のサッシはメンテをしなくてはいけません。
車のワックスもろくにかけない僕がマメにやるとは、思えないというのです。
まあ、我ながら、その点は、あたりでしょう(笑)
理由その2 網戸が、窓硝子の中というのは、どうもしっくりこないのです。
網戸で阻まれた虫は、網戸とカラス窓の間に封じ込まれることになるわけですよね?
理由その3 引き戸のテラスサッシが重い。(開けるのに力がいる。)値段も高い。
そういうスウェーデンハウスですが、僕は、しっかり候補に入れているのも事実でした。
そして、そのモデルハウスの人に、「スウェーデンハウス」には、加湿機能の付いたダイキンの換気システムが入れられることの説明もしてもらいました。
これも、僕の中でのポイントアップの要因でした。
そんな話の中で、何年か前、このモデルハウスが建て替えられる前、その時ここにいた営業のNさんと長々と話をしたことをふと思い出しで、話題になりました。。
Nさんは、今、桜上水の展示場にいるそうです。
そして、次の日。
その日、嫁さんは残業で、僕が、子供達を保育園に迎えにゆき夕食の準備をしていた時です。
(嫁さん曰く、世の中に「イクメン」言葉が生まれる前から、僕は、「イクメン」だったそうです。)
そんなとき、ドアチャイムが鳴りました。
ドアを開けると…。
「覚えていらっしゃいますか?」
なんと、スウェーデンハウスのNさんです。
瀬田で、Nさんの名前が出たと、連絡が行ったようです。
しばらく、立ち話となりました。
「でも、嫁さんの言うには、窓がねえ。」
「では、今度は、奥さんと一緒に。」
んんん、素早い対応です。
後日、再び「スウェーデンハウス」のNさんが来ました。
嫁さんと二人で、間取りなどの要望を話してみました。
スウェーデンハウスの場合、地質調査などは有料で、地質調査が終わった段階でプランニングに入るととのことです。
(まあ、本当は、それが正しいと思う。)
とりあえず、その日は地質調査の申し込みは保留して、土地の測量図のコピーを渡すことにしました。
スウェーデンハウスは高い!と、言うと、プラン集の中から選んで、手直しをするようにすると、決して、高くない、と言うお話でした。
2月のある日(その3)
一方、何事も、とっとと行かないと気が済まない嫁さんは、成城のモデルハウスがクローズしてしまっている「藤和」に直接電話をして、段取りを付けたのです。
この日、担当になったMさんが、うちに来ました。
とりあえず、要望を伝え、測量図のコピーを渡します。
次回は、設計士と一緒に来るということです。
もらったパンフレットをじっくり見ると、始めて、「藤和」の家を見学したときより、確実に「高気密高断熱24時間換気」に関して、進歩しています。
世の中は、高気密高断熱24時間換気(くどいようですが、当時24時間換気は、法律で定められている設備ではありませんでした。
つづく
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